dasaionnaの日記

人から学び、自分を作る。

なべ敷き

家族から小包が届いた。

今年は実家に帰らずに郵便局で年賀状仕分けのバイトをするから、冬を楽しく過ごせるよういろいろなものを詰めてお米と一緒に小包を送ってくれたのだろう。両親に恵まれて感謝している。母は餅を作ったのだろう。雑穀がはいった餅で食べるのが楽しみだ。何より、今までもらい続けてきた小包の中で一番うれしかった。「木で作った何かを送るから」と父に事前に電話をもらっていたが、箱をあけたら分厚い手作りのなべ敷きがそこにあった。形がとても個性的で、何よりいい匂いがする。木々に囲まれた実家の匂い。ストーブの薪の香り。何より作った人の細かい作業工程を想像して、あぁ私の父が心をこめて作ったんだなぁと感慨深くなった。

本当に良い父だと思う。なべ敷きと一緒に添えられた父のメモ書きの字も久しぶりの「父」を見つけて、あぁいいなぁと感じた。これは捨てられない。大切にとっておこう。何かつらいことがあったらこのなべ敷きの匂いを嗅ごう。ヒバだろうかとってもいい匂いがする。暖かい匂いがする。