dasaionnaの日記

人から学び、自分を作る。

遠くはなれて

旅行から帰ってきての最後の祝日。夕方、夏の明るみの中、そよ風も吹く頃。しまむらでタオルを買って駐車場を歩いていた時、ふと「今日みたいな何にもない一日、もし両親が近くに住んでたならな」と思った。その時顔が浮かんだのは父の顔だった。数時間前、小岩井農場の贈り物のお礼の電話を父が入れてきたからだろう。父は会話が下手な人ではあるが、それは私にも遺伝している。何か呼応してるのかもしれない。近くに住んでたら「今から野菜持って行って、夕飯バーベキューにでもしよっか」とか言ったりできるのにな。仕事の種類なんかにこだわらなければ、一緒に住めるのにな。早く一緒に住みたいな。夫はコミュニケーションがうまくできない人だから、そんな簡単に職には就けないだろうけど。

幼い頃から実家に住んでいたら、今の事情は違っていたんだろうか。転勤なんかなかったら違っていたんだろうか。

心のどこかで、今向こうに二人が生きていける生活があるのなら、仕事辞めて実家に行ってもいいよな、なんて思ったんだ。

子供の頃の食卓を思い出したりしてる。箸の持ちかたとか教えてくれたっけな。食べれないものは、お父さんが全部残さないように食べてくれたよな。いいお父さんだったな。